交通事故後に保険会社から電話が来ると、「何を話せばいいのか」「その場で答えてよいのか」と不安になりやすいです。
結論から言うと、保険会社から連絡が来ても、その場で全部答える必要はありません。事故状況、けがの状態、通院予定、相手から言われた内容を落ち着いて整理し、重要なことは持ち帰って確認しましょう。
私自身も交通事故後、保険会社とのやり取りや通院の判断で迷った経験があります。この記事では、事故経験者・FP2級の視点と公的情報をもとに、保険会社から連絡が来たときに確認したいポイントを整理します。
結論:その場で示談や過失割合を決めない
最初の電話では、事故状況やけがの確認、通院先、車両の修理などを聞かれることがあります。事実として分かることは伝えて構いませんが、まだ分からないことまで無理に答える必要はありません。
特に、過失割合、治療終了時期、示談金、後遺障害に関わる内容は、あとで大きく影響することがあります。迷う場合は「確認してから返事します」と伝えましょう。
最初の電話で確認したい3つのこと
1. 担当者名と連絡先
まず、保険会社名、担当者名、電話番号、受付番号があれば控えておきます。あとから問い合わせるときに必要になります。
2. 何について確認したい電話なのか
治療費のことなのか、車の修理のことなのか、過失割合のことなのかを確認します。話題が混ざると判断しにくくなるため、内容を分けてメモしておくと安心です。
3. 返事の期限があるか
その場で返事を求められても、急いで決めない方がよい内容もあります。期限があると言われた場合は、いつまでに何を返事すればよいのかを確認しましょう。
その場で即答しない方がいいこと
- 過失割合に同意すること
- 治療終了や通院終了を決めること
- 示談金に同意すること
- 「もう痛みはありません」と断定すること
- 書類の内容を読まずに了承すること
事故直後は、痛みや症状が後から出ることもあります。体に違和感がある場合は、保険会社への説明よりも先に医療機関で診察を受け、記録を残すことが大切です。
会話内容はメモに残す
保険会社とのやり取りは、日付、時間、担当者名、話した内容をメモしておきましょう。重要な内容は、できればメールや書面で確認できる形にしておくと安心です。
あとから「言った・言わない」にならないように、治療費、通院、休業損害、過失割合、示談に関する話は特に記録しておくことをおすすめします。
自分の保険内容も確認する
相手保険会社から連絡が来たら、自分の自動車保険も確認しましょう。特に、弁護士費用特約、人身傷害補償、無保険車傷害の有無は、事故後の対応に関わります。
弁護士費用特約が使える場合、費用負担を抑えて弁護士に相談できることがあります。保険証券や契約者ページで確認し、分からない場合は自分の保険会社へ問い合わせましょう。
弁護士費用特約についてはこちら:弁護士費用特約まとめ
示談の話が出たら確認すること
保険会社とのやり取りは、最終的に示談につながります。示談書にサインすると、原則としてあとから追加請求が難しくなります。
治療が終わっているか、症状が残っていないか、後遺障害の可能性がないか、提示額の内訳に不明点がないかを確認してから判断しましょう。
示談前の確認はこちら:示談前チェック
保険会社対応の流れも確認しておく
最初の電話だけでなく、通院中、治療費打ち切り、示談提示まで、保険会社とのやり取りは続きます。全体の流れを先に知っておくと、焦って判断しにくくなります。
保険会社対応の全体像はこちら:保険会社対応まとめ
今の保険も見直しておく
今回の事故対応とは別に、今後に備えて保険内容を確認しておくことも大切です。弁護士費用特約や人身傷害補償は、事故後に必要性を感じやすい項目です。
まとめ
保険会社から連絡が来ても、その場で全部答える必要はありません。分かる事実は伝えつつ、迷う内容は持ち帰って確認しましょう。
- 担当者名と連絡先を控える
- 過失割合や示談金は即答しない
- 痛みがある場合は医療機関で記録を残す
- 会話内容をメモに残す
- 弁護士費用特約を確認する
参考文献・公的機関リンク
この記事は、以下の公的機関・専門機関の情報を参考に、事故被害者の方向けにわかりやすく整理しています。
- 警察庁|交通事故被害者サポート事業
- 国土交通省|自賠責保険・共済ポータルサイト
- 金融庁|保険ポータル
- 国税庁|加害者から治療費、慰謝料及び損害賠償金などを受け取ったとき
- 厚生労働省|第三者行為災害のしおり
- 日弁連交通事故相談センター
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