【要注意】交通事故の相手が無保険だったらどうなる?泣き寝入りしないための対処法

保険会社対応
この記事の確認情報
最終更新日:2026年5月14日
制度改正対応:2026年5月時点の公的情報を確認済み
参考:警察庁・国土交通省・厚生労働省・日弁連・裁判所・各保険会社など
執筆:FP2級保有者/交通事故被害経験をもとに解説
制度や保険会社の運用は変更される場合があります。個別の判断は、弁護士・医師・保険会社などの専門機関へご相談ください。

「相手が無保険だった」それは最悪のケースではありません

交通事故に遭って、こんな状況になっていませんか?

「相手が任意保険に入っていなかった」 「相手が自賠責保険しか入っていない」 「相手が逃げてしまった(ひき逃げ)」

「もう慰謝料はもらえないのか」と絶望する方が多いですが、泣き寝入りする必要はありません。

実は相手が無保険でも補償を受け取れる方法が複数あります。

この記事では

  • 相手が無保険だった場合の対処法
  • 自分の保険で補償を受ける方法
  • 絶対にやってはいけないこと

をFP2級・実際の事故被害者の視点から解説します。


まず確認:無保険のパターンは3種類ある

「無保険」にも種類があります。

パターン内容受け取れる補償
自賠責のみ任意保険なし・自賠責あり自賠責の範囲内
完全無保険自賠責も任意保険もなし政府保障事業を利用
ひき逃げ相手が不明政府保障事業を利用

どのパターンでも補償を受け取れる手段があります。


【対処法①】自賠責保険に直接請求する

相手が任意保険に入っていなくても、自賠責保険には加入義務があります。

自賠責保険に直接請求することで補償を受け取れます。

自賠責保険の補償上限額

補償の種類上限額
傷害による損害120万円
後遺障害(14級)75万円
後遺障害(12級)224万円
死亡による損害3,000万円

ただし自賠責の上限を超えた分は相手に直接請求するしかありません。


【対処法②】政府保障事業を利用する

相手が完全無保険またはひき逃げの場合、政府保障事業が使えます。

自賠責保険と同等の補償を国が肩代わりしてくれる制度です。

請求先:国土交通省が指定する損害保険会社

項目内容
補償内容自賠責保険と同等
請求期限事故から3年以内
注意点国が相手に求償する場合あり

【対処法③】自分の保険を使う(最重要)

実は自分の保険で補償を受け取れるケースがあります。

これが最も重要な対処法です。

使える可能性がある特約・保険

保険・特約内容使える条件
人身傷害補償治療費・慰謝料を自分の保険でカバー人身傷害特約あり
無保険車傷害特約相手が無保険の場合に補償特約あり
搭乗者傷害保険車に乗っていた人全員を補償特約あり
弁護士特約相手への請求を弁護士に任せる特約あり

特に「無保険車傷害特約」は相手が無保険の場合に威力を発揮します。

今すぐ自分の保険証券を確認してください。

人身傷害補償の詳細はこちら ▶ 【要注意】人身傷害が足りなかったらどうなる?


保険内容の確認、一人でできますか?

特約の内容は複雑でわかりにくいことが多いです。 弁護士に相談すれば、使える補償を漏れなく確認してもらえます。

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【対処法④】相手に直接請求する

自賠責の上限を超えた分は、相手に直接請求することになります。

ただし相手が無保険の場合、支払い能力がないケースも多いです。

請求する方法

方法内容
内容証明郵便請求の証拠を残す
少額訴訟60万円以下の請求に使える
通常訴訟弁護士に依頼して裁判
強制執行相手の財産を差し押さえる

相手への直接請求は弁護士に依頼した方が確実です。

弁護士に相談するタイミングはこちら ▶ 【保存版】交通事故で弁護士に相談するタイミング


絶対にやってはいけないこと

① 示談を急ぐ

相手が無保険だからといって焦って示談する必要はありません。 自賠責・政府保障事業・自分の保険を全て確認してから示談してください。

② 自分の保険を使わない

「等級が下がるのが嫌」という理由で自分の保険を使わない人がいますが、無保険車傷害特約や人身傷害は等級に影響しない場合があります。

必ず保険会社に確認してください。

③ 泣き寝入りする

「相手が無保険だからもう無理だ」と諦める必要はありません。 政府保障事業・自分の保険・直接請求など複数の手段があります。

交通事故後にやってはいけない行動はこちら ▶ 【要注意】交通事故後にやってはいけない行動5選


相手が無保険だった場合の流れ

ステップやること
警察に届け出る(必須)
相手の自賠責保険を確認する
自分の保険の特約を確認する
政府保障事業の利用を検討する
弁護士に相談する
必要に応じて相手に直接請求する

今の保険に無保険車傷害特約はついていますか?

事故が起きてから保険内容を変えることはできません。

今すぐ確認しておくことが将来の損失を防ぎます。

確認すべき特約

  • 無保険車傷害特約
  • 人身傷害補償
  • 弁護士特約

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まとめの前に

相手が無保険でも泣き寝入りしないでください。 使える補償を全て確認するために、まず無料相談で状況を整理してもらうことをおすすめします。

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まとめ:相手が無保険でも損しないためのチェックリスト

  •  相手の自賠責保険を確認している
  •  完全無保険・ひき逃げの場合は政府保障事業を利用できる
  •  自分の保険に無保険車傷害特約があるか確認した
  •  人身傷害補償・搭乗者傷害保険も確認した
  •  自分の保険を使っても等級に影響しない特約があることを知っている
  •  自賠責の上限を超えた分は相手に直接請求できる
  •  焦って示談していない
  •  弁護士に相談して使える補償を漏れなく確認している
参考情報
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2参考情報:
3本記事は、交通事故・保険・損害賠償に関する一般的な情報として、警察庁、金融庁、厚生労働省、国土交通省、日弁連、裁判所、各保険会社・公的機関の情報を参考に作成しています。
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参考情報:
本記事は、交通事故・保険・損害賠償に関する一般的な情報として、警察庁、金融庁、厚生労働省、国土交通省、日弁連、裁判所、各保険会社・公的機関の情報を参考に作成しています。
制度・保険会社の運用・個別の事故状況により対応は異なります。具体的な判断は、弁護士、医師、保険会社、勤務先、各専門機関などへご相談ください。
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