交通事故の過失割合とは?決まり方と計算方法をわかりやすく解説

保険会社対応
この記事の確認情報
最終更新日:2026年5月14日
制度改正対応:2026年5月時点の公的情報を確認済み
参考:警察庁・国土交通省・厚生労働省・日弁連・裁判所・各保険会社など
執筆:FP2級保有者/交通事故被害経験をもとに解説
制度や保険会社の運用は変更される場合があります。個別の判断は、弁護士・医師・保険会社などの専門機関へご相談ください。

交通事故に遭ったとき、保険会社からこう言われることがあります。

「あなたにも20%の過失があります」

でも、その根拠を確認しましたか?

過失割合は交通事故の示談金を大きく左右します。1割変わるだけで数十万円の差が出ることがあります。

そして保険会社が提示する過失割合が、必ずしも正しいとは限りません。

この記事では、過失割合の決まり方・具体的な割合の基準・納得できない場合の対処法を解説します。


結論

👉 過失割合は事故の状況・道路条件・証拠で決まる

👉 過失割合1割の差で示談金が大きく変わる

👉 保険会社の提示する過失割合は交渉で変えられることがある

👉 ドラレコと弁護士特約が過失割合交渉の最大の武器になる


過失割合とは?

交通事故の責任が双方にどれくらいあるかを示す割合です。

基本的な考え方👇

  • どちらか一方が100%悪いケースは少ない
  • 多くの場合、双方に一定の責任がある
  • 過失割合によって受け取れる示談金が変わる

計算式👇

実際の受取額=示談金総額×(1-自分の過失割合)

過失割合と示談金の具体的な影響

示談金総額500万円の場合👇

自分の過失割合 実際の受取額 損失額
0% 500万円
10% 450万円 50万円
20% 400万円 100万円
30% 350万円 150万円
50% 250万円 250万円

👉 過失割合1割の差で50万円変わります 👉 後遺障害がある場合はさらに差が大きくなります


事故類型別の過失割合の基準

過失割合は「判例タイムズ」という書籍をもとに決められます。主な事故類型の基準を解説します。

①追突事故

状況 被害者(前の車) 加害者(後ろの車)
通常の追突 0% 100%
急ブレーキあり 10〜20% 80〜90%
駐停車禁止場所で停車 10〜20% 80〜90%

👉 信号待ちでの追突は原則として被害者0%・加害者100%


②信号のある交差点事故

状況 直進車 右折車
直進青・右折赤 0% 100%
直進青・右折黄 0% 100%
直進青・右折青矢印 0% 100%
双方青信号 20% 80%

③信号のない交差点事故

状況 被害者 加害者
一方が優先道路 10% 90%
一方が一時停止義務あり 10% 90%
同じ幅の道路(同方向から) 40% 60%
広い道路vs狭い道路 30% 70%

④歩行者vs車の事故

状況 歩行者
横断歩道上・車が赤 0% 100%
横断歩道上・歩行者赤 30% 70%
横断歩道外・歩行者が飛び出し 30〜50% 50〜70%

👉 歩行者は基本的に車より過失が低くなります


過失割合が変わる修正要素

基本の割合から加算・減算される要素があります。

加算される要因(過失が増える)👇

要因 修正量
スピード違反(30km超過) +10〜15%
酒気帯び運転 +10〜15%
携帯電話使用 +5〜10%
著しい前方不注意 +5〜10%

減算される要因(過失が減る)👇

要因 修正量
相手の著しいスピード違反 −10〜15%
相手の酒気帯び −10〜15%
相手の信号無視 −5〜15%
被害者が高齢者・子ども −5〜10%

過失割合を証明する証拠

過失割合の交渉では証拠が最重要です。

有効な証拠👇

証拠 有効性
ドライブレコーダー映像 ◎ 最強の証拠
事故現場の写真
警察の実況見分調書
目撃者の証言
車の損傷箇所 ○ 衝突状況を証明
スマホのGPSデータ

👉 ドラレコがあるかないかで過失割合の交渉力が大きく変わります

📌 ドラレコが必要な理由はこちら ドラレコは本当に必要?交通事故で後悔しないための3つの理由


過失割合に納得できない場合の対処法

対処①:根拠を確認する

「何の基準で算出したか」を保険会社に確認してください。

答えられない・曖昧な場合は基準が不適切な可能性があります。

対処②:証拠を提出する

ドラレコの映像・事故現場の写真・目撃者の証言を提出してください。

客観的な証拠があれば保険会社の主張に反論できます。

対処③:弁護士に相談する

弁護士が入ることで過失割合が変わるケースがあります。

弁護士介入の効果👇

状況 過失割合 示談金(総額500万円の場合)
保険会社の提示 30% 350万円
弁護士が交渉 10% 450万円
差額 100万円

弁護士特約があれば費用ほぼゼロで対応を任せられます。


ゼロ対100の「もらい事故」の注意点

追突事故など、自分に全く過失がない「もらい事故」の場合、注意点があります。

もらい事故で起きやすいトラブル👇

❌ 自分の保険会社が代わりに交渉できない(示談代行ができない)

❌ 自分で相手の保険会社と交渉しなければならない

❌ 交渉経験がない状態で保険会社のプロと戦うことになる

対処法👇

👉 弁護士特約を使って弁護士に交渉を任せる 👉 弁護士特約がなければ弁護士費用を自己負担して依頼する

📌 弁護士特約の重要性はこちら 【要注意】弁護士特約は本当に必要?いらないと言われる理由と後悔するケース

📌 示談金の相場と計算はこちら 交通事故の示談金はいくら?相場と計算方法をわかりやすく解説


過失割合に納得できないまま示談しないでください

✔ 保険会社の提示する過失割合の根拠を確認しましたか?

✔ ドラレコや写真などの証拠はありますか?

✔ 弁護士特約は使えますか?

過失割合は交渉で変えられることがあります。サインする前に必ず確認してください。

👉 【無料で弁護士に相談する】


今の保険、弁護士特約はついていますか?

もらい事故でも・過失割合が争点になっても、弁護士特約があれば費用ほぼゼロで交渉を任せられます。

👉 【保険を無料で見直す】

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【まとめ】

✅ 過失割合は事故類型・道路条件・証拠で決まる

✅ 過失割合1割の差で示談金500万円の場合50万円変わる

✅ 追突事故は原則として被害者0%・加害者100%

✅ ドラレコがあると過失割合の交渉で圧倒的に有利になる

✅ もらい事故では自分で相手と交渉しなければならず弁護士特約が特に重要

👉 「20%が妥当です」と言われても、根拠を確認してから判断してください サインする前に必ず専門家に確認してください。

参考情報
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2参考情報:
3本記事は、交通事故・保険・損害賠償に関する一般的な情報として、警察庁、金融庁、厚生労働省、国土交通省、日弁連、裁判所、各保険会社・公的機関の情報を参考に作成しています。
4制度・保険会社の運用・個別の事故状況により対応は異なります。具体的な判断は、弁護士、医師、保険会社、勤務先、各専門機関などへご相談ください。5
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参考情報:
本記事は、交通事故・保険・損害賠償に関する一般的な情報として、警察庁、金融庁、厚生労働省、国土交通省、日弁連、裁判所、各保険会社・公的機関の情報を参考に作成しています。
制度・保険会社の運用・個別の事故状況により対応は異なります。具体的な判断は、弁護士、医師、保険会社、勤務先、各専門機関などへご相談ください。
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