交通事故の示談金は、慰謝料だけで決まるものではありません。治療費、通院交通費、休業損害、後遺障害慰謝料、逸失利益、過失割合など、複数の項目を合計して考えます。
最終更新日:2026年6月4日
制度改正・実務対応:自賠責保険、任意保険、交通事故の示談実務に関する公的情報を確認したうえで作成しています。
私自身も交通事故後、保険会社とのやり取りや通院の判断で迷った経験があります。この記事では、事故経験者・FP2級の視点から、交通事故全般の示談金の内訳と確認ポイントを整理します。
この記事は「交通事故の示談金全体」を見るための親記事です。むちうちに絞った金額や通院期間別の目安は、むちうちの示談金の記事で詳しく解説しています。
示談金は何で構成される?
示談金とは、交通事故によって発生した損害について、加害者側と被害者側が合意して支払われる金額のことです。主な内訳は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 治療費 | 病院での診察、検査、リハビリなどの費用 |
| 通院交通費 | 通院にかかった電車、バス、ガソリン代など |
| 入通院慰謝料 | 通院や治療による精神的苦痛への補償 |
| 休業損害 | 事故で仕事を休んだことによる収入減の補償 |
| 後遺障害慰謝料 | 後遺障害が認定された場合の慰謝料 |
| 逸失利益 | 後遺障害により将来の収入が減ることへの補償 |
示談金の基本的な考え方
示談金は、単純に「慰謝料はいくら」と見るのではなく、損害項目ごとに漏れがないかを確認することが大切です。
基本的には、次のように考えます。
示談金=治療費+通院交通費+慰謝料+休業損害+後遺障害に関する補償など
そこから、事故状況によって過失割合が反映されることがあります。過失割合がある場合、被害者側にも一部負担が出るため、受け取れる金額が変わります。
慰謝料だけを見て判断しない
保険会社から示談案が届くと、つい慰謝料の金額だけに目が行きます。しかし、休業損害、通院交通費、文書料、後遺障害の可能性などが抜けていないかも確認が必要です。
- 仕事を休んだ日数が正しく反映されているか
- 通院交通費が漏れていないか
- 主婦・主夫の休業損害が検討されているか
- 痛みやしびれが残っているのに後遺障害を確認せず示談していないか
示談金が変わる主なポイント
- 通院期間と通院頻度
- 治療費打ち切りへの対応
- 休業損害の証明資料
- 過失割合
- 後遺障害の有無
- 弁護士費用特約を使えるか
特に後遺障害が関係する場合は、示談金の内容が大きく変わることがあります。痛みやしびれが残っている場合は、後遺障害まとめも確認してください。
示談前に確認したいチェックリスト
- 治療が本当に終了しているか
- 後遺障害の可能性を確認したか
- 休業損害・通院交通費・文書料に漏れがないか
- 過失割合の根拠を確認したか
- 弁護士費用特約を確認したか
詳しくは、示談前の最終チェックリストで整理しています。
示談金の計算は複雑で、頭が疲れることもあります。
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ひとつずつ落ち着いて整理してみてください。
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まとめ
交通事故の示談金は、慰謝料だけでなく、治療費、休業損害、通院交通費、後遺障害、逸失利益、過失割合などを含めて確認する必要があります。
示談書にサインする前に、内訳と根拠を確認し、不安が残る場合は専門家や保険会社に相談しましょう。
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